上司とうまく話したい。
同僚と楽しく話したい。
好きなと人と話したい。
人と楽しく話そうと思ってるんだけど、うまくいかない!
そんな経験がありませんか?
以前書いた記事では、
話す内容よりも話し方が大事だなんて話もしましたが、実際、話し方を直すのは難しいもの。
なにせ、その話し方で何十年も生きてきちゃったわけですから。
変えるとなると、やはり地道な努力が必要です。
でも、「明日うまく話したい!」
なんとか少しでもマシになりたいんですよね?
今回は、話すのが下手くそでも、話し上手と思ってもらえるような話し方のポイントをまとめました。
話し上手は話が上手いわけではない。
そもそも、話し上手ってなんなんでしょうか?
話題や知識が豊富なことでしょうか?
どこからともなく滲み出てくる人間性なのでしょうか?
選んだ話題を上手に話すことのできる話し上手もいますが、そういう人はほんの一握りです。
本人の努力か天性によるものと考えられます。
意外と喋るのが上手い人なんていないものです。
私たちが「あ、この人話し上手だな。」
と思う瞬間というのは、
会話が次から次へと湧き出てきて、お互い言葉に詰まることなく会話が続けられる状態にあるときです。
つまり、「この人話し上手だな〜。」とか思いながら、実はめっちゃ自分が喋ってる。っていうこともあるわけです。
話し上手と呼ばれる人の多くは、喋りそのものが上手いとか、話す内容が面白いのではなく、
誰とでも自然に会話を続けられる人のことなのです。
話すことが苦手なら、相手に喋ってもらおう!
話すのが下手な人が、急に話し上手になれるはずがありません。
(そんな方法があるなら、世の中にコミュ障とかいう言葉なんて生まれないはず…。)
話すのが苦手と感じている人は、単純に人と話すという行為において、練習量が足りていません。
例えば、毎日、初対面の人と話すような仕事についている人
と
毎日機会やパソコン相手に仕事しているような人
を比べたらそりゃ、人間相手にしている人の方が話せて当然ですよね。
話下手な人がうまく喋ろうとしても、ぎこちない(←そしてなんとも言えない雰囲気が広がる)ので、無理に喋ろうとしてはいけません。
先ほども言いましたが、話し上手とは無理なく会話が続けられる状態を作り出すことです。
話す技術がないのに、無理して自分が喋ったところで、話し下手だということが伝わるだけです。
そして、頑張って喋ったのに盛り上がらないどころか盛り下がるというのがオチです。
だから、「話が下手な人こそ、相手に喋ってもらうべき。」
ということなのです。
どうやって、喋らせる?相手と喋る内容は?
好きなことであれば、どんな人間も大抵喜んで喋ります。
知識のあることは話せるものです。
普段は話し下手なのに、得意分野になると人が変わったように話せる人もいるものです。
いつもは地味なオタク男子も好きな鉄道のことを聞かれると、急に情熱を持って語り出すようなああ言うイメージですね。
相手の好きなものを知っていれば、それについて質問するといいです。
好きなものを知らなければ、
ダイレクトに「〇〇さんはなにが好きなんですか?」
って直接聞けばいいわけです。
得意分野以外にも人が話しやすいネタは、
「苦労したこと。」
意外と思うかもしれませんが、過去に苦労したことは今となっては武勇伝的なものとなります。
自分の苦労話というのは、自慢話に近いところがあるので、気持ちよく話せるのです。
「すごいですね!その後どうなったんですか?〇〇さんはどう思ってたんですか?」とか会話も広げやすいです。
そんな、苦労なんて、聞いてもいいの?と思うかもしれませんが、
初対面の人でも、「話すことのできる苦労話」を選んで話しているはずなので、遠慮せずに「こんなに大変だった。」を思いっきり語ってもらいましょう。
あとは、好きな食べ物の話。
これは王道というか、これから付き合って行く上で、知っておいた方が得をすることでもありますよね。
どんな相手でも聞いて失礼な話題ではないし、ネタにあふれています。何より会話が広げやすいです。
例えば、
「好きな食べ物なにがありますか?」
「プリン!」
「一番おいしいプリンはなんだと思いますか?」
「何だかんだぷっちんぷりんでしょ〜」
「あーたしかに!あの味、たまに食べたくなるんですよね。」
「そうそう!急に食べたくなる!」
「そういえば、〇〇さんはいつからプリンが好きなんですか?」
「え!覚えてないな、子どもの頃から好きだったよ。」
「〇〇さんの子どものころって、どんな子どもだったんですか?」
という感じで、
なにが好き?
その中でもどれが好き?
オススメのお店ある?
いつから好き?
なんで好き?
と聞くと、次の話題に自然に移れます。
質問を通して相手の好みや価値観などもわかります。
聞いているときは視線と相槌を使う。
相手に気持ちよく喋ってもらうには、
真剣に聞いてくれているな。
楽しそうに聞いてるな。
と相手に思われるような聞き方を心がける必要があります。
この、聞いてもらっている感を出す聞き方として効果的なのが
「目を見ること」と「相槌を打つこと」です。
目を見ること
目は口ほどに物を言うとかいう諺もあるように、目というのは何も言わなくても感情を伝えると言われています。
相手の目を見ることは、言いたいことが目を通して伝わったと感じたり、あるいはあなたが楽しそうに聞いてくれていると感じるポイントとなります。
しかし、目を見るのがいいと聞いて、露骨に相手の事をずっと凝視する人がいますが、それはやめてください。
話している側の立場になるとわかるのですが、じーっと見つめられるとなにかを期待されすぎているようなプレッシャーを感じます。(というか気持ち悪いと思うときすらあります。)
これではさすがに、話す方も硬くなってしまいます。
何事も「適度に」です。
手元にあるコーヒーを見たり、時々視線を外し、合わせるを繰り返しましょう。
相槌のうちかた
相手が話している間、何も反応しないのも不自然です。
せっかく聞いているのですから、理解していることを相手に伝えましょう。
「うん、うん」
「へぇ〜なるほど。」
「あーそうだったんですね。」
「すごいですね。」
「ほんとに?」
と相手の話している間に程よいタイミングを見計らって、相槌を打ちましょう。
特に楽しい話、明るい話では、
えー!と驚いたり、少し大きめの声で相槌を打ちましょう。
反対に、悲しい話や暗い話では、
楽し話を聞くときよりもゆっくり頷いたり、うーん。と考え込むような相槌をうつとより話をちゃんと聞いてくれている人だという印象が得られます。
会話の中で、意見を求められて困ることがあるかもしれませんが、ちゃんと答えなければいけないわけではありません。
「想像もつかないです。」
「私だったら、ショックで立ち直れなさそうです。」
とかそんなふうに切り返して、すぐに相手の話を聞く姿勢に戻りましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
話し上手は聞き上手。
ということで、話し上手と思われたければ、聞く能力を身につけることが大切です。
相槌の打ち方のパターンも沢山あります。
うなづき方や資産の使い方で相手への印象は変えることができます。
ビデオを撮って練習したりしてみると、自分の意外な癖がわかりますよ。
長い人生、会話は必要不可欠です。
感じ良く思われる会話の仕方を早いうちから身につけておきましょう。
そういう会話ができることで、損することもないですからね。